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BLOG国内生産と海外生産、どちらがいい?
弊社ではオリジナルの紙袋、手提げ袋を作成しておりますが、制作する場所によって価格や納期が変わってきます。
国内生産と海外生産となりますが、それぞれの違いについて見てみたいと思います。
・納期
納期の面で見ますと、やはり国内生産が早いです。
納期の早い順に記載しますと
1.セミオーダーメイド(国内生産)
セミオーダーメイドは既製品に名入れをします。ですので、本体(既製品紙袋)と名入れするデータが揃えば即日出来上がります。実際には、袋の仕入れ、版の作成、検品、発送といった工程になるので通常1週間程度かかると言っております。
(実際にはもっと急ぎで3日で納品したこともありますが)
2.フルオーダーメイド 規格サイズ (国内生産)
フルオーダーメイド では、用紙に印刷をしてから製袋という工程となります。用紙の発注、印刷、表面加工までで1週間、製袋、内職(ヒモ付けなど)、検品、発送までで1週間、計2週間で納品となります。(繁忙期はこの限りではありませんが)
サイズを規格サイズにしていただくことで、決められた折幅にセッティングされた機械で製袋ができるため(そのサイズで機械が組まれている)フルオーダーメイド でも2週間という短納期で納品できます。
3.フルオーダーメイド 規格外サイズ(国内生産)
規格外サイズですと納期は大体3週間から1ヶ月程度かかります。数量によっては機械ではなく手貼り(製袋自体を手作業で行う)ことも少なくありません。サイズにこだわりがある場合は余裕を持ったスケジュールでご発注をお願いいたします。
4.フルオーダーメイド (海外生産)
海外生産の場合は、初回は量産前に一度サンプル品(納品するものと同じもの)を作成して確認していただく工程が入ります。ここで通常2週間程度かかります。サンプル品のOKを一両日中にいただければそのまま量産に入りまして納品までさらに6週間、トータル2ヶ月見ていただければと思います。海外生産の場合は通常は船便での輸入となり、台風などで海が荒れると船がつかなかったり港に着けられなかったりと想定外のことが起きる場合があります。納期については極力余裕を持った納期をお伝えさせていただいておりますが、稀に遅れることもありますのでお客様の方でも余裕を持ったスケジュール管理をお願いいたします。「納期の翌日にイベントで使用する」ようなスケジュールは大変危険ですのでせめてもう1週間早い発注をお願いいたします。
(金額は上がりますが飛行機で輸入することも可能ですが量が多い場合は相当な費用となりますので、その場合は事前にご相談ください)
・各種加工品
納期の違いについては上記の通りですが、品質によっても海外生産の方がいい場合があります。人に手がたくさん入るような加工がある場合は海外生産の方が色々対応できますし、費用は圧倒的に安くなります。国内生産の場合は数十円アップする箔押しやエンボスなども海外生産であれば10円以内のアップで済んだりすることもあります。箔押しなどの加工以外の特殊な内職、例えばリボン結びをしたり、特殊な折り方をする場合は海外生産の方が安いし確実です。丁寧な手作業は国内生産だろうと思われますが、実際、国内で手作業をしようとすると費用は高いし量をこなせないことが多いです。それよりも海外(中国)の工場勤務の若い女性の方が人数もたくさんいるので早いし綺麗に仕上がってきます。(少なくとも弊社の提携工場は非常に綺麗な仕上がりです)
安くしたいから海外生産、ということ以外にも、このような事情で海外生産が適しているということも多くなってます。国内生産の人手不足、働き手の高齢化はもはや止めようがなく、今後まずますこの傾向は強くなってくると思われます。
そしてその先では、中国の仕入れ値も年々高騰しており、同じ価格を維持できなくなってきており、中国でもどんどん奥地の工場へ拠点が移ってきてます。このままいくと中国で作ると国内より高くなるといったことが起きるかも知れずゆくゆくはベトナムやインドネシアなど別の国へシフトしていくと考えられます。(実際生産自体は始まっております)
率直にご要望をお聞かせください。
「安さ」が第一なのか、「納期」優先なのか、「加工」にこだわるのか、、など。
エス・ユニットではお客様のご要望をお聞きして適切な方法をご提案させていただきます。