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手貼りと機械貼り

人の手で貼っていく

手貼り

文字通り、機械ではなく人の手で貼っていく方法です。「いまどき手で作るの?」と思われるかと思いますが、世の中に出回っている紙袋にも手で作るケースはたくさんあります。もちろん大量に機械で作れば安いし早いですが、機械で作るには難しいケースがあり、その場合は手で作成することになります。

例えば、以下のような場合に手貼りが採用されます。

①正面幅とマチのサイズが近く(マチが非常に大きい)機械で貼れない場合

結婚式の引き出物の紙袋や飲食店で横にできないものを入れる紙袋はどうしてもマチが広くなります。そんな場合は数量、機械にもよりますが、手で作成する場合が多いです。

②数量が少ない場合

製袋機のサイズを合わせる(作成したい紙袋になるように機械の折りを入れる位置の調整)作業は非常に時間がかかります。何時間もかけて細かな合わせ、微調整が必要になります。機械でやろうと思えばできますが、そのサイズを合わせる作業をする時間を工賃に反映させると高く付いてしまうことになります。
つまり、作業としての最低工賃が、作成枚数が少ないと単価にしたときに割高になってしまい、結果として手で貼った方が安くなるということです。

③海外生産

海外生産(中国がメインですが、現在ではベトナムなども)の場合は、機械が導入されている工場も増えてきましたが、まだ工場の作業員たちが人海戦術で手で貼ることも多いです。工員たちは非常に慣れた手つきであっという間に袋状にしてしまいます。海外の場合、工賃で機械貼りと手貼りを比較してもまだ手貼りの方が安い工場も多いのが現状です。

また、穴あけ式紙袋のひもを通して結ぶ工程、ハッピータックを取り付ける作業は基本、手で行います。口折り部分、底部分にボール紙を入れる作業も手作業が多いです。この話をすると結構驚かれるのですが、紙袋には手作業がまだまだ多く不可欠なものです。紙袋、手提げ袋がちょっと高い要因もそこにもあります。

機械化が当たり前の時代ですが、この業界では手作業がまだまだ大活躍してます。逆に国内にこのような手作業ができる工員が高年齢化してきており、成り手が減ってきてそれが工賃、
ひいては価格上昇の一因にもなっています。若者には敬遠されがちですが、人員の確保も大きな課題となっています。

大量に作るには

機械貼り

大量に作るには、やはり機械で貼るようになります。

通常の紙袋は、印刷 → 表面加工 → その他加工(箔押しや浮き出し、エンボス、UVシルクなど) → 製袋 → あと加工といった工程をたどりますが、この最後の製袋とあと加工の部分の話です。

印刷、表面加工などをされた平たい状態の刷本(すりほん)を製袋機にかけて製袋(袋状にする)していきます。(輪転式紙袋の場合は、印刷をしたロール状の原反の状態です)オーソドックスな穴を開けて紐を通して後ろで結ぶタイプのものは機械で袋状(胴貼り)にして、角底(底を貼る)にしていきます。ただの角底袋であればこれで出来上がりです。

自動口ボール

また、機械によっては、「自動口ボール」という貼り方があります。これは、口部分を通常は製袋(袋状にする)した後に口部分を中に折り込みその間にボール紙(口ボール)を入れて接着剤て留めていきます。

この工程を機械でやるのが「自動口ボール」です。口部分にボール紙を貼り付けて折り込んでから製袋をする順番になり、以下のような貼り方、見た目となります。

世の中に出回っている紙袋は機械貼りが圧倒的に多いかと思いますが、手貼りもまだまだ健在ですし、ここのニーズはなくなることはありません。
弊社ではなり手が少なくなっている手貼りの工場、内職さんなどを確保して皆様のご要望に柔軟にお応えする環境を整えております。

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