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こんにちは牛田です!
紙袋ビギナーの皆様にお送りしながら勉強したいオリジナル紙袋新人ブログ第6回、
今回はシルクスクリーン印刷の仕組み編です!
(この口上が気に入ったので、たまに挟んでいこうと思います!)
シルクスクリーン印刷はセミオーダーメイドの印刷方法で、既成の紙袋に名入れをするときに使います!
インクの種類によって、紙の他にも布やプラスチックなど様々な素材に印刷可能で、
Tシャツや看板などのプリントに使われています。
また専用の機材を使うと帽子の前立てタンブラーなどの曲面にも印刷できるんですよ!
それでは本題に移りましょう!
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シルクスクリーン印刷の仕組み
製版(写真製版法)
第3回でお伝えしたとおり、シルクスクリーンは「孔版印刷」という印刷の種類で、
版にインクを通す部分(穴の部分)と通さない部分を作ってプリントする方法です。
製版には色々な方法があるのですが、今回はセミオーダーメイドの紙袋で主に使う
「写真製版法」をご説明いたします!
①アルミや木の枠にメッシュ(インクを通すサイズの網目でできた薄い布のことをこう呼びます)を張り、
感光剤を薄く塗って暗所で乾燥させておきます。
②光を通すもの(透明なフィルムやトレーシングペーパーなど)に、光を通さないインクでデザインを描きます。
③ ①に②を乗せて露光し、フィルムのインクのない部分(プリントしない部分)を固めます。
④版を水で洗い、固まっていない感光剤(=フィルムのインクで影になっていた部分=プリントする部分)を流します。
これで、プリントする部分だけがインクを通すようになり、版が完成します。
感光剤を使うところはオフセット印刷の製版と一緒ですね!
ちなみに、この方法で作った版はプリント終了後、専用の薬剤で固まった感光剤を溶かし、洗うと再利用できるんですよ!
プリント
wikipediaより
①版(Eの枠とDのメッシュを合わせて版と呼びます)とプリントするものを台にセットします。
この際、版はプリントするものに直接触れないように少し浮かせておきます。
②図のAの部分にインクを乗せます。
③Bの「スキージー(板にゴムベラをつけたような道具)」で奥から手前にインクを伸ばして(押し出して)いきます。
④乾燥させて完成です(F)!
多色刷りの場合は、色(版)の数だけ①〜③を繰り返します。
以上、シルクスクリーンの仕組みでした。
ほぼ全てが手作業で行われていて、職人の技の光るプリント方法なんですよ!
(大量ロットの場合プリントを機械で行うこともあります!)
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次回は紙袋を分解するとどうなるのか、展開図と各部分の名前についてまとめます!
今週も元気にお過ごしくださいね!