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オリジナルの紙袋、手提げ袋を作成されたいお客様とお話ししていると、よく聞かれる質問に「最低ロットは何枚ですか?」というのがあります。
嗜好の多様化、流行の迅速化、省スペース経営など、世の中の流れは「必要な時に必要なものを用意する」、まさしくオンデマンドな調達が主流となって来ていますので、このご質問も至極当然です。
今回はオリジナル紙袋、手提げ袋作成にあたっての最低枚数について記載したいと思います。
まず、一般的なフルオーダーメイドの場合です。
フルオーダーメイドは文字通り、お客様のご要望のサイズ、デザイン、仕様で作成いたしますので、平たい用紙に印刷するとロコから始まります。
通常の流れでは、
用紙仕入れ → 大断 → 印刷 → 表面加工 → 製袋 → 各種内職(口・底ボール紙入れ、紐つけなど) → 梱包 → 発送
という工程を経てフルオーダー紙袋は出来上がります。「箔押し」や「型押し(エンボス)」などの特殊加工が入るとさらに工程は増えることになります。
少ない枚数を作る場合でもこのような工程を経なければ作成できませんので、これらの材料費、工賃の合算が金額となります。
これを枚数で割ると単価が計算できます。
そういった訳で枚数が少ないと単価が高くなってしまうのです。
弊社ではフルオーダーメイドは通常500枚からとお勧めしております。が、それはそれ以下の枚数ができないからということではなく最低でもかかってくる費用(材料代、工賃)を足していくと、100枚の場合と500枚の場合の総金額がそんなに変わらなくなるため、いわゆる経済ロットが500枚くらいだからです。
それでも500枚までは要らない、という場合はもちろんそれ以下の枚数でも可能です。100枚でも200枚でも可能です。単価は高くなりますが、500枚の場合の総金額よりは少しですが、安くもなります。
ちなみにフルオーダーでもOFJ式、輪転式の場合は最低ロットはもっと多くなります。特に輪転式においてはサイズによりますが、数千枚から1万数千枚必要になって来ます。
・OFJ式はこちら[insert page=’%e7%a9%b4%e3%82%92%e9%96%8b%e3%81%91%e3%81%aa%e3%81%84%e7%b4%99%e8%a2%8b%e3%80%90ofj%e3%80%91′ display=’link’]
・輪転式はこちら[insert page=’%e8%bc%aa%e8%bb%a2%e7%b4%99%e8%a2%8b%e3%81%ae%e5%8d%b0%e5%88%b7%e7%ab%8b%e3%81%a1%e4%bc%9a%e3%81%84%e3%82%92%e3%81%97%e3%81%a6%e3%81%8d%e3%81%be%e3%81%97%e3%81%9f%e3%80%82′ display=’link’]
次にセミオーダーの場合です。
セミオーダーの特徴は「早い」そして「小ロット」です。少ない枚数向けです。
セミオーダーの工程は
既製品紙袋仕入れ → シルク印刷 or 箔押し → 梱包 → 発送
以上です。工程がこれだけなので早いです。
必要な枚数を仕入れて、名入れ(シルク印刷 or 箔押し)をしていきます。
ですので、100枚からでも、もっと言えば50枚、いや10枚からでも作成することが可能です。
枚数が少なくなれば多少は単価は上がりますが、フルオーダーほどは上がりません。
セミオーダーのサイズで合うサイズがあれば、少ない枚数の場合はセミオーダーが安く作成することができます。
その代わり一定枚数以上になりますと、やはりフルオーダーの方が安くなります。セミオーダーの単価は少なくても上がらない代わりに増えてもそんなに下がらないためです。
最低ロットの大体の感覚は掴めましたでしょうか?
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