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紙袋、手提げ袋(紙製)の作り方には大きく分けて2通りの方法があります。
「手貼り」と「機械貼り」です。
今回は、「手貼り」の方法を簡単にご説明いたします。
「いまどき手で作るの?」と思われるかと思いますが、世の中に出回っている紙袋にも手で作るケースはたくさんあります。
もちろん大量に機械で作れば安いし早いです。(当たり前?ですね)
ですが、機械で作りには難しいケースがあり、その場合は手で作成することになります。
例えば・・・
・正面幅とマチのサイズが近く(マチが非常に大きい)機械で貼れない場合。
結婚式の引き出物の紙袋や飲食店で横にできないものを入れる紙袋などはどうしてもマチが広くなりますが、そんな場合は数量、機械にもよりますが、手で作成する場合が多いです。
・数量が少ない場合
製袋機のサイズを合わせる(作成したい紙袋になるように機械を合わせる)作業は非常に時間がかかります。何時間もかけて細かな合わせ、微調整が必要になります。機械でやろうと思えばできますが、そのサイズを合わせる作業をする時間を工賃に反映させると手で貼った方が安いということになります。
つまり作業としての最低工賃が少ない枚数に割り返してしまうため結果として手で貼った方が安くなるということです。
・海外生産
海外生産(中国がメインですが、現在ではベトナム、インドネシアなども)の場合は、機械が導入されている工場も増えてきましたが、まだ工場の女性作業員たちが人海戦術で手で貼ることも多いです。工員たちは非常に慣れた手つきであっという間に袋状にしてしまいます。海外の場合、工賃で機械貼りと手貼りを比較してもまだ手貼りの方が安い工場も多いのが現状です。
いかがでしょうか?この機械化の時代であるにもかかわらず、この業界では手作業がまだまだ大活躍してます。逆に国内にこのような手作業ができる工員が高年齢化してきており、成り手が減ってきており、それが工賃、ひいては価格上昇の一因にもなっています。若者には敬遠されがちですが、人員の確保も大きな課題となっています。
また「ひもを通して結ぶ」といった作業は基本、手で行います。口折り部分、底部分にボール紙を入れる作業も手作業が多いです。この話をすると結構驚かれるのですが、紙袋には手作業がまだまだ多く不可欠なものです。
紙袋、手提げ袋がちょっと高い要因もそこにもあります。
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