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オリジナルの紙袋、手提げ袋の印刷方法について続きましては「フレキソ印刷」です。
(前回の1.オフセット印刷についてはこちらから。)
フレキソ印刷は前回のオフセット印刷より印刷精度は一般的には低く、版と用紙が直接接触する凸版印刷です。
また、主に使用されるものとしては、紙袋、手提げ袋、ダンッボール、パッケージなどです。
フレキソ印刷の詳しい説明はこちらに譲るとしまして(日本フレキソ技術協会より引用)、オリジナル紙袋、手提げ袋制作におけるフレキソ印刷について記載したいと思います。
オリジナル紙袋、手提げ袋作成において、フレキソ印刷が使用されるのは、輪転式の紙袋、手提げ袋になります。上記の写真のような口部分が切りっぱなしでギザギザになっているものです。
輪転式紙袋(中面)
この輪転式紙袋、手提げ袋はロール式の用紙から印刷加工されるため輪転式と呼ばれます。
ロール式の用紙から取る関係で、最低ロットはこのロール状の原反(げんたん)1本分となります。通常のサイズの紙袋であれば最低でも1万枚は取れる計算になりますので、小ロット向けではなくある程度の枚数向けの紙袋になります。
作成枚数が多くなる分、費用(単価)は抑えられますので、飲食店やお土産やさんなど毎日何十枚も使われる形態のお店でよく使われております。1枚あたり単価は数十円(10円代とか20円代とか)となります。
先ほどオフセット印刷に比べ印刷精度が低いと記載しましたが、その違いが現れるのは網点(色の濃淡の表現、グラデーション)がある場合です。通常、印刷では色の濃淡を表現する場合は点々の集合で表現します。点々の集合の密度が濃いほど色は濃く、密度が薄いほど色は薄くなります。
この網点がオフセット印刷では肉眼では見えません(頑張ってみれば見えるかとは思いますが)が、フレキソ印刷は近づいて見てみると網点は見えます。ということは印刷としては粗いと言えます。参考画像の上の方の画像が粗く下の方が粗くないように見えますが、オフセット印刷は下の方のように見えますが、フレキソ印刷は真ん中のイメージでしょうか。
しかしそんなに近づいてみることはあまりないかと思いますので、問題にはなることはありません。
輪転式紙袋、手提げ袋は通常納期が約2ヶ月程度かかりますので、十分納期に余裕を持ってご検討ください。