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SDGSが叫ばれるようになって久しくなりますが、紙袋業界でも持続可能社会に貢献する素材が出てきました。
今回はその一つ、石灰からできた紙袋をご紹介させていただきます。
「紙袋」ではないですね・・・「手提げ袋」と言わせていただきます。
この石灰からできた手提げ袋ですが、石灰から作ると何がいいのでしょうか?
石からできた手提げ袋は紙ではないため木を使用しないので、木材を伐採する必要がありません。森林の乱伐による森林破壊は地球上の生態系に多大な影響を与えるほか地球温暖化にもつながりますが、気を使わなければ森林を破壊することはありません。
1tの紙を作成する際に必要になる水は、50tとも100tとも言われます。しかも「きれいな水」でなければなりません。水だって限りある資源。水を調達する必要がなくなれば環境負荷を軽減できます。
燃焼時の二酸化炭素の排出量が一般の紙と比べて約半分に軽減できます。二酸化炭素の排出が減らせれば気候変動、地球温暖化の抑制につながります。
原料の石灰石は地球上にほぼ無尽蔵にある資源です。日本においても数少ない自給できる素材です。石油などと異なり、資源の枯渇を心配する必要がありません。
また主な特徴としては、
通常の紙と比べて水に濡れても変形したり、強度が弱まることがありません。なので、ハザードマップやスコアカード、包装資材(手提げ袋含め)などに使われます。
他の合成紙とは異なり、可燃ごみとして処理が可能です。原料に含まれている合成樹脂は二酸化炭素の排出量が少なく地球温暖化を軽減できます。
他の合成紙とは異なり、通常のオフセット印刷やシルク印刷でも印刷が可能です。
一般の用紙よりは割高ですが、他の合成紙に比べ比較的安価です。
上記のような特徴があるためSDGs、特に地球温暖化を食い止める素材として今、注目を集めています。
今回、この石灰からできた手提げ袋にシルク印刷で名入れをしてみました。
問題なく名入れ(シルク印刷)をすることができました。
上記のように既製品に名入れ(シルク印刷)もできますし、通常の平たい用紙にオフセット印刷をしてから製袋することも可能です。
企業や学校のPRなどに作成する手提げ袋ですが、もう一つ付加価値をつけたい、環境に貢献できる素材で作りたい、という場合にはこの石灰からできた手提げ袋を検討してみるのもいいかと思います。