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本日はオリジナル紙袋を作成するにあたり、
印刷方法から考えるオーダーメイド紙袋についてご説明させていただきます。
まず、紙袋の印刷方法から見ていきたいと思います。
まずは、もっともポピュラーな印刷方法はオフセット印刷です。
印刷会社の方へは「釈迦に説法」となるので飛ばしてください。(笑)
いわゆる商業印刷、チラシやパンフレットなどの印刷、
世の中にある紙へのカラー印刷で使われる印刷方法です。
デメリットらしいデメリットはありません。
色の再現性もいいですし、色同士の見当がずれることもありません。
費用も妥当かと思います。
強いて言えば極小ロットの場合はオンデマンドの方が安くなることくらいでしょうか。
この印刷方法でできるのは、
・穴あきタイプ
・OFJタイプ
・海外生産
です。
(上記分類については前回のブログを参照ください)
要は、これからご説明する輪転タイプの紙袋以外はほぼオフセット印刷となります。
そう、オフセット印刷ではないものとして、「フレキソ印刷」というものがあります。
この印刷方法で作られるのが、輪転式紙袋です。
こちらは、大量に消費する紙袋に向いており、
お菓子や食品のような上代が千円未満のものを入れる袋として使われています。
(作成枚数はある程度必要ですが)
ではフレキソ印刷はオフセット印刷と何が違うのでしょうか?
オフセット印刷が、版→ブランケット→紙、という順にインキを移していくのに対し、
フレキソ印刷は、版→紙、というように版からダイレクトにインキが移ります。
いわゆる凸版印刷です。
昔使っていたプリントゴッコという年賀状などを家庭で作れる機械がありましたが、
あれと基本原理は同じです。
もっとも原始的なイモ版のような印刷のため精細な印刷の再現に向いていません。
網点もできますが、オフセット印刷に比べ粗くなります。
また色同士の掛け合わせにも不向きでずれてしまうこともままあります。
つまり、あまり緻密な絵柄には向いていないのですが、
その代わり、水性インキのため環境への負荷が少なくまたコストも安いのが魅力です。
入れたいロゴがベタであれば力強く入りますのでその場合は気になりません。
個人的にはフレキソ印刷の原始っぽい感じが好きなのでもっと流行って欲しいです。
今回は、そのほかの印刷ではない加工についても少し。
・エンボス(型押し)
これは型押し(地紋)という意味でのエンボスです。(後述のエンボスとは違う)
用紙自体に凹凸のあるエンボス(型押し)が入っているものもありますが、
・用紙代は結構高い
・欲しいエンボス柄だと希望の厚みがない
などの理由で、個別にエンボス(型押し)の加工をすることができます。
通常、印刷をして、表面加工をしてからエンボスの加工をすることになります。
・箔押し、浮き出し(エンボス)
金箔や銀箔などの箔押し、また同じ機械で行うエンボス(浮き出し)です。
こちらのエンボスは型を作って(例えばロゴなど)その部分のみを浮き出すという加工です。
ワンランク上質な紙袋を作成するならオススメです。
今回はここまで。
次回は紙袋をひも(持ち手)の種類とその付け方から考えてみたいと思います。
乞うご期待ください。